山崎屋について

山崎屋源七提灯店の提灯は、すべて手描きです。提灯のプロとして数10種類以上ある形や色の知識、習得した文字の技術を駆使してお客様のご要望に応えます。
最近では英語で文字を描いてほしいとお客様から頼まれることも多くなりました。そのような注文も積極的に受け、伝統を受け継ぎながらも時代に合わせた商品を作成しています。手描きならではの良さを是非感じ取ってください。

代々浅草寺、浅草神社御用である、浅草寺での節分会、四万六千日などの提灯、浅草神社では、三社祭の献灯提灯や、高張提灯などを手掛けています。

家業である手描提灯屋を20歳で継ぐ事を決意。
父親は提灯の仕事が合わず数か月で辞めサラリーマンになったため、先輩の提灯屋さんに職人の技術を教わってまいりました。
提灯の文字以外も深く知るため、歌舞伎文字勘亭流、寄席文字、中国書法学院に入会しそれぞれの文字を専門的に学んできました。

平成22年度台東区優秀技能者顕彰　受賞
平成29年東京都伝統工士芸章　受賞

300年続く山崎屋源七提灯店では数多くの提灯を作成していますが、なかでも三社祭の提灯のデザインを毎年提案しているのは当店の大きな特徴のひとつです。また、提灯屋は作家ではなく、職人です。
よって、自分の技術、知識、人間性に磨きをかけ、お客様と信頼関係を築くことを大切にしています。今も文字の勉強を続けたり、絶対に妥協をしないものづくりをすることで、「この人に描いてもらいたい」と思ってもらえるような職人になれるよう日々努力を続けています。